2009年09月14日

9月15日のNHK「プロフェッショナル-仕事の流儀-」は漫画家「井上雄彦」さん

 第126回「闘いの螺旋(らせん)、いまだ終わらず〜漫画家・井上雄彦」

ただの番宣ですが、見逃したくない人も結構いるんじゃないかと思って載せておきます。

 放送時間は22:00〜22:58です。


 言うまでもなく彼の代表作である「スラムダンク」は、累計発行部数1億4千万部を超え、23の国と地域で読まれている。

 彼の飽くなき創作活動を支えているのは、「手に負えないことをやる」という信念。

 今回のプロフェッショナルでは、連載11年目を迎えた「バカボンド」が最終章へと向かう道のりに焦点をあて、天才「井上雄彦」の苦悩と孤独の戦いの日々を描き出す。

 さらに、「スラムダンク」の誕生秘話や、「バガボンド」連載6年目に1年にわたり連載休載に陥った、最大の苦境についても、紹介。

 1年にわたる長期密着取材によって見えてくる、彼の真実に迫るドキュメンタリーに仕上がっているらしいです。

 ↑番組HPより。番組HPでは予告動画も見れます。
番組HPではテキストでオンエアの詳細が見れます[URL]。09/11/12追記


 すみきちさんのブログによると、ネームとナマ原稿も見られるらしいよ。

 茂木さんのブログには井上さんの言葉が紹介されてた。


茂木:「自らの感性を掘り下げて創造するということと、人気を得るということはどのように両立するか。」

井上:「自分の奥へと掘り下げていくと、そこに普遍的につながる根っこのようなものがあるんじゃないですか」

    「中途半端に、かっこをつけたり、自分を守っていたりすると、根っこには至れない。ありのままに自分を見つめて、その底にある根っこにぶつかれば、そこでは人間である以上誰でも同じだから、自分の感性を追っていても、みんなが感動する普遍に到達できるのではないでしょうか」


茂木:「井上雄彦さんは、自分の実績もあって、感性を追求することができる立場を得た。
 まだ発展途上の若者はどうすればよいか。」

井上:「自分に正直でいることではないでしょうか」

    「ごめんなさい、ぼくはこうなのです、と丁寧に伝えていけば、周囲も、あの人はそういう人なんだ、と諦めていくと思うのです。」



 茂木さんは「実績があり、立場があるから完成を追及できる」と言っているけど、僕はちょっと違うんじゃないかなと思う。「スラムダンク」が連載される前、漫画界で「バスケ漫画」がタブーとされていたのは割と有名な話。絶対に売れないジャンルとされていたらしいのです。そこを押し通してスラムダンクを描ききった井上さんはすごい。

 何はともあれ、若い頃から「自分の感性に正直」に生きてきた井上さんだからこそ、今があるのだろう。

 明日の放送が楽しみ。
posted by ごとうp at 11:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「何はともあれ、若い頃から「自分の感性に正直」に生きてきた井上さんだからこそ、今があるのだろう。」
これ大賛成です。
Posted by まさ at 2009年09月15日 02:39
>まさ
ですよねーー。
自分の完成に正直に、そして「自分」と「その感性」をどれだけ丁寧に伝えていけるかが大事だよね。
Posted by ごとうp at 2009年09月15日 02:43
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