2010年05月12日

元カリフォルニア大学政治学部長が説く普天間代替施設不要論

 カリフォルニア大学で教授、政治学部長、中国研究センター所長などを歴任。その後、日本および環太平洋地域の国際関係を研究する民間シンクタンク“日本政策研究所”(JPRI)を設立したチャルマーズ・ジョンソン氏に対する普天間代替施設に関する興味深いインタビュー記事が会ったのでご紹介。
 ―鳩山政権は普天間問題で窮地に立たされているが、これまでの日米両政府の対応をどう見るか。

 まったく悲劇的だ。実を言えば、米国には普天間飛行場は必要なく、無条件で閉鎖すべきだ。在日米軍はすでに嘉手納、岩国、横須賀など広大な基地を多く持ち、これで十分である。

―普天間を閉鎖し、代替施設もつくらないとすれば海兵隊ヘリ部隊の訓練はどうするのか。

 それは余った広大な敷地をもつ嘉手納基地でもできるし、あるいは米国内の施設で行うことも可能だ。少なくとも地元住民の強い反対を押し切ってまでして代替施設をつくる必要はない。


 かなりアメリカ嫌い感のあるインタビュー記事ですが、この後でさらになぜアメリカが普天間にこだわっているように「見えるのか」について語られています。要は海兵隊と(嘉手納の)空軍航空団の縄張り争いだそうです。さらに保安上の問題から言っても戦後60年間、中国の脅威はないし、北朝鮮からの攻撃もありえないと語っています。

 保安上の問題と言う意味では、必ずしも「沖縄に基地がいらない」と言っているわけではなく、「普天間の代替施設」が必要ないと言っているだけなので、あまり関係のない話ではあります。しかし、今こそアジアの安全はアジアで守るという地域安全保障という考え方が重要なのではないかと改めて思わせる話でもあります。

 いずれにしても日中韓での安全保障に関する話と、これからの日米関係に関する話の両方をあわせた長期的なヴィジョンを併せ持った人のための政治が必要とされています。期限ありきの決定ではなく、目標ありきの決定を目指して欲しいと思います。

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アメリカから見る普天間問題(外部サイト:内田樹の研究室)[URL


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posted by ごとうp at 15:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うむむむーーー
ジョンソンはもともとリビジョニストで日本脅威論の代表!みたいな人なので、最近の方向転換はちょっとうさんくささが否めません。。そして今の中台関係と朝鮮半島を脅威と見なさない政治学者はかなりの異質だと思われます。でも米側が96年からずっと普天間を返還したがってるのは史料で十分実証されてるのでその通りかもしれませんね。

かなりピンポイントで専門分野だったのでうっかり長々と食いついてしまってすみません。。いつもくだらないことばっかしゃべってるけど、勉強もちゃんとしてますアピールです!
Posted by やさい at 2010年05月12日 19:07
>やさい
日本脅威論ってだれがだれに脅威なんでしょ??
普天間を返したいアメリカ政府、普天間がなくなることで嘉手納を分け合いたくない海兵隊と空軍、普天間の代わりはないとアメリカに言えない、かつ普天間の代わりはここと日本にも言えない日本政府、そしてもちろんアジアにおける安全保障の問題などかなり多くのプレーヤーが関わっているみたいですね。

カリフォルニア大学でですら勤めきれなかったくらいだからキワモノなのは間違いなさそうですけどね。

やさいが勉強してるね。w
Posted by ごとうp at 2010年05月12日 21:13
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